2015年07月04日
降臨・・・2
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
研究の成果で、穴の出口を特定の時間、空間まで指定できるようになっている。
私は、場所の指定の為、その人物が写った写真を機械にセットした。
穴の扉が開き、中に吸い込まれる感覚で入っていく。
『あぁ、またこの感触。吐気がする。』
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
穴の奥の光を抜けると、目の前に女がいた。
女はシャワーを浴びている。その艶めかしい体はいつ見ても心を揺さぶられる。
『菜緒子、なぜ私を導いたんだ。』
『“まこと”、私はほんとうの事が知りたいの』
『ほんとうの事って?』
『この町はアスから恐怖に怯えるわ。全ての関係者が震え上がるの。』
『何の事だ。何が始まるんだ。』
『あなたは気づいてるはず。』
『・・・・・・・・・』
『だって、非日常の感動が欲しいんでしょ?』
『もう始まってるのよ・・・・・あなたの最高の人生が』
研究の成果で、穴の出口を特定の時間、空間まで指定できるようになっている。
私は、場所の指定の為、その人物が写った写真を機械にセットした。
穴の扉が開き、中に吸い込まれる感覚で入っていく。
『あぁ、またこの感触。吐気がする。』
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
穴の奥の光を抜けると、目の前に女がいた。
女はシャワーを浴びている。その艶めかしい体はいつ見ても心を揺さぶられる。
『菜緒子、なぜ私を導いたんだ。』
『“まこと”、私はほんとうの事が知りたいの』
『ほんとうの事って?』
『この町はアスから恐怖に怯えるわ。全ての関係者が震え上がるの。』
『何の事だ。何が始まるんだ。』
『あなたは気づいてるはず。』
『・・・・・・・・・』
『だって、非日常の感動が欲しいんでしょ?』
『もう始まってるのよ・・・・・あなたの最高の人生が』
Posted by タンクん at 15:23│Comments(0)